2010年8月31日(火曜日)
「kindle」フォトレビュー&iPadとの比較
8月27日に米国で発売された電子書籍端末「kindle」の第3世代版(以下kindle3)を、買ってみました。せっかくなので3G+Wi-Fi対応モデルです。現在、米アマゾン.comのみでの販売なので海外通販となりますが、8月26日出荷で8月29日着と、かなり早く手に入りました。
購入価格は本体189米ドル+送料20.98米ドル+通関のデポジット10.50米ドルの、合計220.48米ドルとなりました。決済レートは1米ドル=85円程度となると思いますので、日本円換算で1万8740円となかなか安いです。Wi-Fi版は139米ドルなので、送料込の日本円換算で1万4400円程度で買えるのではないでしょうか。
詳しいスペックは割愛しますが、どんな端末なのかをiPadと比べながら紹介したいと思います。
kindle3の目玉は、日本語へのネイティブ対応です。現在、amazonを通じて購入できる日本語の電子書籍はあまり多くはありません。ですが、PDFやJPEG形式のファイルを表示でるようになっているので、スキャン(自炊)した書籍のリーダーとして役立ちそうです。
今回は、現在書店にて発売中のアスキー・ドットPC 10月号の付録『知らないと損するパソコン/インターネットの新常識 電子書籍版』で、どのように見えるのかを試してみました。
今回試してみた『知らないと損するパソコン/インターネットの新常識 電子書籍版』は、現在発売中のアスキー・ドットPC 10月号についてます。160ページで最新のIT用語を解説しています。
画像粗くてすみません。kindle3に付録の電子書籍を入れてみました。さすがPDFなので図や本文のレイアウトが崩れることなく、快適に見られます。
文字もつぶれることなく、鮮明に表示されます。液晶ではなく電子ペーパーが使われているので、まるで紙に印字されているように見えます。
同じ書籍をiPadで表示させると、このようになります。こちらもカラーで見やすいですね。
kindle3とiPadを並べてみました。画面の大きさはこんなに違います。iPadは大きくていいのですが、その分重いです。(kindle3は247g、iPad Wi-Fiは680g)
一見すると、iPadのほうが明るく見えますが、液晶が発光しているうえ、蛍光灯が映り込むので長時間本を読むと目が疲れます。kindle3は文字が小さいですが、発光せず映り込みが少ないのでiPadに比べて目が疲れません。
A4判型の雑誌を表示させてみました。kindle3の液晶サイズ(7インチ)では文字がだいぶ小さくなります。
読めないことはありませんが、文字がだいぶ潰れています。kindle3は、A5判型くまいまでの小さな本を読むのに適している感じです。
上がkindle3、下がiPadです。kindle3はフチが薄くなっているので、手に持ったときに厚みを感じさせません。
ファイルの転送は、底面中央にあるmicroUSBコネクタを使って行います。付属のケーブル以外にも、HTC Desireなど、一部のスマートフォンのケーブルも使えました。
背面にはスピーカーが付いています。mp3やオーディオブックを鳴らせるようになっているのでしょうか。ロゴが彫り込まれていて、少しだけ高級感があります。
今回はケースもいっしょに注文しました。モレスキン手帳のようなゴムバンドが付いています。カバーを付けると重量が増しますが、それでも合計389g程度でした。iPadは純正カバーを付けると840g。kindle3は半分以下ですね。
さいごに、電子書籍端末としてiPadと比べた感じでは、iPadはカラー&大画面で雑誌のようなコンテンツが読みやすい。タッチパネルで操作がわかりやすく、ウェブブラウザーが快適なので、本を読みながら気になった情報をネットで深彫りしていくというスタイルに向いていると思います。
対するkindleは文庫や新書など文字主体のコンテンツに向いているのではないでしょうか。液晶に比べて表示が地味な分、小節などには没入できる感じです。ウェブブラウザーも付いていますが、あまり速くはありません。ブラウザーを常用するかと聞かれると、僕はあまり使わないと答えるでしょう。
とりあえず、しばらくはiPadとkindleを併用して、それぞれの良さをもう少し研究してみようと思います。
文●外村克也

