2009年12月 2日(水曜日)
マイクロソフトの無料オフィスソフト「Office Web Apps」も登場間近?
エクセルやワード、パワーポイントなどを含むビジネス用ソフトパッケージの最新版「マイクロソフト オフィス2010」が来年夏にもリリースされる予定。それと同時に始まる新しいサービスで、今、俄然注目されているのが「Office Web Apps」(以下、ウェブアップス)だ。※右画面は、ウェブアップス版のエクセル2010。関数はインストール版と同じ数使えると思われる。
■ライブ版ならオフィスが無料で使える
通常のインストール版と違い、ウェブアップスはその名の通り、ウェブ上で使用できるアプリケーション。具体的な提供方法は企業向けと個人向けに分かれるが、わたしたちが恩恵を受けやすい個人向けは、ウィンドウズライブのサービスの1つになる。条件はライブID(無料)を持っていることだけ。オフィス2010のインストール版を購入していなくてもかまわない。この点だけを取り上げれば、グーグルのオフィスソフトサービス「グーグルドキュメント」と変わらないだろう。ただ、マイクロソフト オフィスのウェブ版のほうが明らかに魅力的。スタイルや関数などの互換性がどうかなどと心配する必要がないからだ。
■ウェブ上で共同編集できるのはかなり便利
ウェブアップス版で使えるソフトは、エクセル、ワード、パワーポイント、ワンノートの4つ。それぞれの機能は、インストール版と同等というわけにはいかないが、操作性はほぼ同じ。リボンによる機能設定ができ、フォントやスタイルなどの編集も過不足なくできる。また、ウェブを通じて、他のユーザーとのファイルの共有や共同での編集もしやすい。エクセル2010には、個々のセルでどのようにデータが書き換えられたかを時系列にビジュアルで確認できる新機能がついた。こうした機能が共同編集をより効率的にしてくれるはずだ。もちろん、パソコンにオフィスがインストールされていれば、作成したファイルをウェブ上へ保存したり、逆にウェブからパソコンへファイルを保存し直すこともできる。
こちらはパワーポイント2010。ウェブ上でプレゼンもできるようになるだろう。
ワード2010でも画像の挿入はもちろんのこと、配置換えもスムーズに行えるはず。スタイルも豊富なので大概の文書はウェブで作れそうだ。
■インストール版はもう買わない?
さて、機能は限定されているとはいえ、今使っているエクセルやワードのファイルが問題なく編集できるなら、無料のウェブアップス版だけで満足するユーザーが激増するだろう。とはいえ、企業ユースではセキュリティ面上、無料サービスに移行することは考えにくい。最新のオフィス2010にも使い勝手が向上する機能がいくつも追加されていることもあり、ウェブアップスとの連携のしやすさということも考えれば、逆に買い換え需要は大きく高まることになるのかもしれない。
ウェブアップスの利用は無料登録できるライブIDの取得が条件。作成したファイルはライブのスカイドライブというストレージサービスに保存できる。画面は開発者ブログで限定公開されたテスト版の案内。
⇒開発者ブログ
文●アスキー・ドットPC1月号掲載

