2010年8月18日(水曜日)
【連載】すぐわかるWindows7 第12回 セキュリティ対策ソフト
本ブログでは、新OS「Windows7」の基本操作&快適設定を、連載でご紹介していきます。
第12回の今回は、前回に続いて、Windows Vistaで格段に向上し、Windows7ではより見やすく強力になった「セキュリティ機能」のなかから、ウイルスやスパイウェアの駆除などをする「セキュリティ対策ソフト」について解説します。
![]()
※なお、この連載で掲載している画面はクリックすると拡大されます。
●「Microsoft Security Essentials」をインストールする
「Microsoft Security Essentials」はマイクロソフトが無料で配布しているセキュリティソフト。Windows Defenderがスパイウェアだけを対象としているのに対し、Security Essentialsはスパイウェアに加え、ウイルスからの防御や駆除もできます。リアルタイム保護によってダウンロードしたファイルを自動でチェックしたり、スケジュールを指定してHDD全体を検査する機能も備えています。Windows XPにも対応しているので、「Windows XPモード」で利用してもいいでしょう。
Security Essentialsはマイクロソフトのウェブサイトで入手し、ダウンロードしたファイルを実行してインストールします。
Security Essentialsのダウンロードページ
(http://www.micro
soft.com/security_
essentials/)を開き、❶[今すぐダウンロード]をクリックして入手する。
インストール後に設定を変更したいときは、[スタート]ボタン→[すべてのプログラム]→[Microsoft Security Essentials]を選択すると、設定画面が開きます。
Security Essentialsの設定画面。保護の状態を確認したり、検査方法の設定の変更や手動スキャンを実行できる。
この画面からは自動スキャンのスケジュールや検査の方法を変更したり、手動でスキャンを実行することができます。
●その他の無料のセキュリティソフトを導入する
無料のセキュリティソフトはいくつかありますが、「avast! Home Edition」と「AVG Anti-Virus Free Edition」の2つが特に人気です。
「avast! Home Edition」(http://www.avast.com/ja-jp/index)は、チェコのALWIL Software社が開発したセキュリティソフト。
「AVG Anti-Virus Free Edition」(http://www.avgjapan.com/)は、チェコのAVG Techno
logies社が開発したセキュリティソフト。
どちらも市販のセキュリティソフトの機能を制限し、サポートサービスを省いたものであり、不正プログラムを検出するエンジンは市販のソフトと同じものを使っています。無料ではあっても安全性が低いわけではありません。手動でHDDを検索するだけでなく、リアルタイム監視にも対応していてウイルスの侵入をブロックし、メールの添付ファイルやメッセンジャーで受信したファイルも自動で検査してくれます。
ただし、どちらのソフトも無料で使えるのは家庭での利用に限定されることに注意しましょう。営利目的にパソコンを使っているときは無料版ではなく、市販版を購入する必要があります。また、「avast!」は60日の試用期間があり、その後も継続して使いたいときは無料のユーザー登録を行わなければなりません。
●市販の総合セキュリティソフトを導入する
市販のセキュリティソフトは充実した機能やサポートが魅力です。ウイルスやスパイウェアを防御・駆除するのはもちろんのこと、データを解析することで未知の新種ウイルスも発見できるものがあります。他にもフィッシング詐欺の恐れがあるサイトで警告を出すものや、迷惑メールを分別できるもの、個人情報が見知らぬうちに送信されることを防ぐものなどソフトごとにさまざまな付加機能を持っています。また、セキュリティソフトのインストールやアップデートでトラブルが発生したときや、ウイルスなどの感染によって不具合が起きたときなどサポートを受けることもできます。
市販セキュリティソフトの多くはウェブサイトで試用版を配布しており、機能を試したうえで購入することが可能です。ただし、セキュリティソフトは定義ファイルの更新が欠かせないため、どのソフトも一定期間おきに更新料を支払うか、最新版を購入し直す必要があるところに注意しましょう。
シマンテックの「ノートンインターネットセキュリティ」(http://www.symantec.co.jp/)。
【代表的なセキュリティソフト】
①ウイルスバスター
発売元:トレンドマイクロ
URL:http://jp.trendmicro.com/
②カスペルスキー インターネットセキュリティ
発売元:ジャストシステム
URL:http://www.kaspersky.co.jp
③ウイルスセキュリティZERO
発売元:ソースネクスト
URL:http://sec.sourcenext.info/
④EASTスマートセキュリティ
発売元:キャノンITソリューションズ
URL:http://canon-its.jp/product/eset/
⑤マカフィー インターネットセキュリティ
発売元:マカフィー
URL:http://www.mcafee.com/japan/
●セキュリティソフトの状態を確認する
セキュリティソフトはリアルタイム保護を実現するため、バックグラウンドで検査プログラムが常時動き続けています。そのため、複数のセキュリティソフトをインストールすると動作速度が遅くなったり、ときにはソフトが干渉してトラブルが起きることがあります。多くのセキュリティソフトは他のソフトが入っている状態ではインストールができません。
セキュリティソフトのインストール時、他のソフトを検出すると警告画面が現れることがある。現在のソフトを削除しないとインストールできない。
しかし、組み合わせによっては2つのソフトをインストールできてしまうことがあります。トラブルを避けるためにも、どちらかのソフトを削除するか、機能を無効にすべきです。少なくともリアルタイム保護に相当する機能はどちからかを無効にしておきましょう。
2つのセキュリティソフトをインストールしてしまったときは、どちらかのソフトを削除するか、リアルタイム保護を無効にする。
また、Windows Defenderもセキュリティソフトの1つです。他のセキュリティソフトを使っている場合は、速度低下などトラブルの原因になる恐れがあるのでWindows Defenderを無効にしておきましょう。
【次回予告】
セキュリティ機能の「BitLocker」(1回目)を解説します。
※本記事は、『すぐわかるSUPER Windows7 1000技+α』を元に編集・再構成したものです。
『すぐわかるSUPER Windows7 1000技+α』
価格:1,764円(税込み)
アスキー書籍編集部(著)
⇒アマゾンでのご購入はこちらから!

